コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

2010 06 28
スペインの街の面白さは西ヨーロッパで唯一のイスラム支配を受けた国だという歴史から来ている。セビリアの街にはアルカザールというイスラムの宮殿とキリスト教のバロック教会のモニュメントが共存していて、イタリアから訪れても異国的な雰囲気に包まれる。写真で見るとまるで刺繍のような繊細な装飾で埋め尽くされたアルカザールが極めて女性的であるのに比べ、キリスト教文化の作り出したバロックの教会の表現はキリストの終焉をドラマチックに演出するのに余りに直截的で、一線を越えてしまっているような印象を与える。こうしてキリスト教とイスラム教のふたつの文化を並べてみると、今日のアフガン戦争などにイメージされる西洋社会からのイスラム世界のイメージは、あまりに一方的過ぎる気がしてならない。
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Alcazar
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Hospital de la Caridad
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by kimiyasu-k | 2010-07-08 02:54 | Comments(0)