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コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

2010 12 22
カッツォーラ、カッスウラなどという。キャベツと豚の皮、コテンナ、鼻、耳、足などの肉をキャベツが解けるほど唯、煮る。これでは美味しいわけは無いのだが、何故かこれがこの地方の名物料理だ。若い人たちは、顔をしかめることもしばしばだが、キャベツの出る季節になると、どこの家も年中行事のように人を招待してこの料理とは呼べないような代物を食べる。おそらく貧しかった時代、農家は肉を食べるということ自体がご馳走だったのだろう。小作農が集まり住んだカシーナという農業共同体で豚を〆るこの季節、くず肉をキャベツとともに大なべで時間を掛けて煮て、みんなで集まり食したのだろう。
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by kimiyasu-k | 2010-12-23 06:58