コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

2011 02 13 NESSO
1800年代の図鑑、図版374に描かれた二匹の魚。BOLDRO' COMUNE とCHIRONETTE SPINOSO、調べてみたけど今ではこんな呼び方はされていないが、きっと鮟鱇とハリセンボン。1800年代、人にとって鮟鱇とハリセンボンはこんなに人情のこもった愛嬌のある魚達だったことを思うと科学が進んだおかげで今はずいぶん世界が無味乾燥になってしまったものだ。この鮟鱇とハリセンボン、まだ目が光り輝いて生き生きしている。
街の古版画屋さんで見つけて買った図版の一枚だが、どうも調べたところ1834年にフィレンツェで出版された自然科学辞典の第六巻の中の図版のようだ。フランス語で鮟鱇はbaudroie commune、この辞典がフランス語からの翻訳であることから推測するにフランス語のbaudroieがイタリア語の音に置き換わりBOLDRO'となったのか。ちなみに現在イタリア語で鮟鱇のことはCODA DI ROSPOという名前で呼ばれている。「ヒキガエルの尻尾」という意味だがヒキガエルに尻尾は無いはずだが一体どうなっているのか。
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by kimiyasu-k | 2011-02-13 18:39 | Comments(0)