コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

2011 02 19
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1960年、チェット・ベーカーはイタリア、トスカナ地方ルッカに滞在していた。かなりの量の麻薬を所持していたところを警察に捕まり裁判にかけられる。そしてイタリアで一年間の刑務所生活を送ることになる。刑務所の中で暇を持て余した彼は10の曲を走り書きし、それを刑務所を出るときに同じ房のイタリア人の囚人に渡す。音楽に興味もない彼はそのチェットベーカーの自筆の楽譜を引き出しにしまったまま45年の歳月が経った。
ルッカのジャズピアニスト、マウロは数年前に知人に見せられたこの楽譜を見て驚いた。どこにもレコーディングされていない、聞いたこともないチェットベーカーのオリジナルが10曲みつかったのだ。
というわけで、4tuneマウロがピアノをひく、イタリアのジャズクワルテットのコンサートに行くと、このチェットベーカーの未掘の三曲を聴くことができた。それにしても、ジャズはこんな伝統的イタリア劇場の広間で聞く音楽じゃない。穴倉のようなバーで聞くのが似合っている。
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by kimiyasu-k | 2011-02-20 07:34 | Comments(1)
Commented by masaaki at 2011-03-29 22:32 x
チェットベイカーがイタリアの刑務所に入っていた事さえ、全然知りませんでした。
未発表の曲、聴いてみたいです。