コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

2011 06 10  イタリアの結婚式
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今日は事務所の女の子の結婚式。イタリアでは、教会での結婚か、市長が行う市役所での結婚のどちらかを選ぶ。かなり信心深い彼女はもちろん教会で式を挙げた。教会にとっても結婚という儀式はとても重要で、先にも書いた何日も続く婚約者講座から始まり、コンセンソという教会の同意を得るための諮問、誰もが異議申し立てのできる(そんなことはまず起きないが)結婚の公共への告知、など長い長い準備期間があり、当日の11時から始まった式は、二時間近く続いただろうか。株)結婚式場で、洋風か和風かを選び効率よく進む日本の結婚式と違って、イタリアカトリック教会での結婚は非常に厳格なものだ。
教会から出ると外で待ち構えた人達が、新郎新婦に米粒をばら撒くのが習慣だったけどこの教会は、世界の中には貧しくて食べ物もない子達がいるのにケシカランということで紙吹雪。とは言え、ここまでくると吹雪と言うよりバケツ、ドラム缶の水をぶち開けたよう。
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長い教会での結婚式が終わると、披露宴。日本と違って所謂結婚式場なるものが無いイタリアではレストランなどで披露宴をするのが一般的で、この新婚さんは教会から20キロほど離れたコモ湖が一望に見渡せる山の上のレストランを用意していた。
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レストラン選びから、料理、テーブルセッティング、花に至るまで自分達で選び、自分達で用意するイタリアの結婚式は、本人達のセンスの見せ所で、一見何気ないテーブルセッティングにも個性があらわれてしまう。
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一皿目のリゾットも、スカモルツァチーズとルコラの綺麗な白いプリモピアットでこのあと続く料理を思うと最適の料理か。サフランを使った黄金色のミラノ風リゾットにあえてせずに、ほとんど貧しく見えるこの白いリゾットにしたのはちょっと勇気がいる。ズッキーニのクレープ、鯛、シャーベット、サーロインステーキ、イチゴのケーキ、と続いて行く。
仲人による新郎新婦の紹介も来賓、友人のお言葉も何もなく、新郎新婦も食べに食べまくり気軽に集まってみんなで祝う、そんな披露宴が延々と4,5時間続く。喋り捲っていればお腹も食べた順から空いていき結構みんなお腹に納まってしまう。
日本と同じ、ウェディングケーキにナイフを入れて記念写真。ちなみにウェディングケーキも地上3階建てのお飾りでなく本物の食べるためのケーキ。シンプルなイチゴのショートケーキを用意していた。
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そして彼らは最後に。引き出物の費用は、東日本大震災への義捐金として寄付するとのことで、教えてあげた折り紙の小さな鶴を招待した人々に手渡した。
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by kimiyasu-k | 2011-06-11 06:29 | Comments(2)
Commented by masaaki at 2011-06-17 18:09 x
お久し振りです。
自分はまだ結婚式をした事が無いのですが、司会がいてショーのように進む日本の結婚式はどうも苦手です。
何時の日か、こんな式ができたら、と思います。
Commented by kimiyasu-k at 2011-06-19 00:19 x
どうも、コメントありがとう、月曜日にお会いするかと思いますが。そうですね、何事も「公式」の少ないイタリア。明るく気楽な反面、また結構手間もかかり大変です。