コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

2011 06 19  うどんやのエリート親子
昼、うどん屋に行った。25階建ての高層オフィスビルの地下レストラン街。カレーうどんを売り物にする典型的なオフィス街のうどん屋も会社が休みの多い土曜日は閑散としていて、テーブルについているお客さんは疎らだ。メニューを広げてカレーうどんセット、小さな天丼の付いたカレーうどんに決めようとしていると、ひとつ置いて横のテーブルに、父親と小学校5,6年の息子の親子が座った。お父さんはかなりきっちり2八に髪をわけ、銀縁のめがねを掛けネクタイはしていないが、スーツを着ている。銀行に勤めるエリートサラリーマンか。小学生の子供は、いかにもお行儀が良さそうだが表情が無い。席に着いてからは一言も二人は言葉を交わしたようすはない。無表情な子供は、大きなカバンから大きな厚い参考書を取り出した。ページをめくり一心に勉強をはじめたようだ。お父さんがカツ丼で良いかと聞くと、参考書から視線も上げずに「うん」と返事をしただけで、参考書にしがみついている。
その内、カツ丼が届いたが一言も言葉を交わすことも視線を合わせることもなく、食事を続けた。二人とも食べ終わると、2,3言葉を交わしただけで、静かに出て行った。
こんな親子の風景に出くわすと、背筋が寒くなってくる。
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by kimiyasu-k | 2011-06-19 09:05 | Comments(0)