コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

2011 08 10
今年はまた特に暑くない夏なのだが、事務所にはクーラーが無い。今日は39%と湿度があまり高くないこともあって、どうしてもクーラーが無ければ夏が過ごせないというわけではない。それでも午後4時ごろになると、仕事の疲れと暑さに一服、カキ氷をしようということになる。イタリアのスーパーマーケットにはどこでもカキ氷に掛けるシロップが売っていて、オレンジ、はっか、オルツァータの三種類のシロップが必ず棚に並んでいる。事務所にもこの三つの味を取り揃えている。その中で、このオルツァータは日本ではお目にかかることがない。このオルツァータが極めて不思議な味がする。どこか、「化学」のような、それが美味しいのだが、変な味がする。オルツォは、麦のことで、麦から抽出したものかと思っていたが、調べてみると、どうやら学名「Styrax benzoin」という植物、これは日本語では、ツツジ目エゴノキ科エゴノキ属のアンソクコウノキという植物からの樹脂の抽出物らしい。それで納得。高校の有機化学で勉強した芳香族というのはベンゼン、この植物の学名にもbenzoinと名前が付いていて、ベンゼンの語源がこの植物にあったようだ。なんとなく化学のおいしい味と思っていたのが明日からは、気持ちよく安息香のおいしい味と思えるようになった。
d0104210_535165.jpg

[PR]
by kimiyasu-k | 2011-08-11 05:42 | 生活・vita | Comments(0)