2012 07 18 1Q84 |
夜、空を見上げると何と月が2つある。いつの間にか、1Q84年に紛れこんでしまったのだろうか。三軒茶屋の高速道路下、そういえば打ち合わせに遅れそうになってタクシーで走ったけれど、どこにも高速道路に上がる非常階段は見あたらなかったし、困ったものだと考えて、ふと思い出した。この間中国に行って、文庫本を読みたくて、+1.5の老眼鏡を買ったのだった。このめがねをかければ私は1984年の世界に戻ることができる。こうして歳を取っていくと、誰もが村上春樹の世界を行ったり来たりしているのだ。またひとつ歳をとってしまったけれど、こんな歳になっても、誕生日には誰かがデザイングッズをプレゼントしてくれるのだから幸せだ。何だ、村上春樹は1Q84年で老らくの世界を描きたかったのか。そういえば、何となく底辺に流れているのは昔懐かしの世界だな。
by kimiyasu-k
| 2012-07-19 03:05