コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

2013 01 28 斜陽
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EPSON R-D1 + Voigtlander NOKTON 40mm F1.4
ミラノの北、コモ湖までの地域はブリアンツァといい、日本でもよく知られた有名な大きな家具メーカーが数多くある。大きなメーカーだけでなく、この地域には20世紀には無数の工房があった。金物工場、塗装工場、木材工場など、家具を製造するための様々な関連企業、職人が驚くほどの密度で集中していた。訪れたのはもう最後のといっていい様式家具の生地を製作する工房で、2人の職人がバロック、ロココ様式の家具の生地を作っていた。かつては彫師が木から削り出していたバロックの仰々しいくり型は、今では木粉を樹脂で練ったものを型に入れて作るという。それを金箔で覆い仕上げる。あまりに華美な様式家具を今買い求めるのは、ロシア人とアラブ人。おそらくあと10年もすれば、こんな家具を作れる工房はこの世から姿を消してしまうのだろう。
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by kimiyasu-k | 2013-01-26 01:25 | Comments(0)