コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

2013 01 29 ドキドキ
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SIGMA DP-1
建築好きは、こういうケンチクが目の前に姿を現すと結構、ドキドキする。アルメンノ ディ サンバルトロメオにあるサントメの教会堂。円形プランの謎に包まれたロマネスクの教会堂は、ベルガモ郊外、畑の中に忽然と立っている。
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by kimiyasu-k | 2013-01-29 04:32 | Comments(7)
Commented by 高橋洋一郎 at 2013-01-29 07:33 x
内陣を「建築化」しようとする試みがすべてですね。
閉じたシリンダーである外形のなかの、内なるシリンダーの削ぎ方が意外。
第二層の柱頭と、円形平面上にあるアーチ列の絡みが白眉だ。

15C以来の完成型ばかりを見てるけど、こういう無数のトライアルがあったのだろうな。また、石造だからこのように場合によっちゃ残ってる。
第一層柱頭のうえでしばらく鉛直に伸びあがるアーチとかも。数多の思考だ。
Commented by kimiyasu-k at 2013-01-29 14:47
確かにルネッサンスから初まったという前提で考えちゃってそれ以前は、「自然」にできたって思っているけど、きっと「ケンチク」ってのが作り出された途端、「誰か」が、かなり意識的に、苦労してああでもない、こうでもないって考えて、施主やら職人やらと喧嘩しながら、予算がなくなったり、作り上げていったんでしょうね。このサントメなんかその良い例で、その「誰か」も建物できたら「おおすごい、俺才能あるな」なんて思ったのかも知れない。
Commented by 高橋洋一郎 at 2013-01-30 14:27 x
しかし、これ、惹きつけられる外形ですね。
外周側廊巾が大きめで1:2:1のスパンで身廊がちょこんと上に顔を出すさまがいいのかな。ランタンも同様。
文化のなかで機能する「おうち」のイメージじゃない。
やっぱり遥か上方彼方な力とつながる場所/堂ということなんだろうな。

しだいに外周のピラスターもいいと思えてきた。ま、その上部のロンバルディア帯?との出遭いは…にやにや…

焼いたばかりのスルメうめー
時間が早すぎるけど…サントリーのモルトウイスキー「白州」には感心しきり。極度のレス・イズ・モア。こんなのをやろうなんてさぞ勇気が要ったことだろう。見識というしかない。ハイランドとかアイラとか、どうでもよくなっちゃった。
Commented by kimiyasu-k at 2013-01-31 14:55
コモ湖には沢山、沢山、ドキドキロマネスク建築があるんですよ。チバーテのサンピエトロ、カンツゥのガッリアーノ、グラベドーナのサンタマリアなんてのは本当にギョギョギョ建築です。今度、「コモ湖のロマネスク建築を巡る旅7日間」なんてツアーつくって来てください。
Commented by 高橋洋一郎 at 2013-01-31 17:31 x
そんなじらさないでここで紹介しておくれよう おねがいだよう

さてヴィジターズセンター?すごくいいね。
左半分の「黒子」の支えで右半分が突出していい。
で、思う。ペーヴのせいじゃないのか、目の詰んだひたーっときっちりぎっちり敷き詰められた…
どこにどのように位置してるのか、ということが大事なんじゃないか。
ローマのカンピドリオだって然り。グランドと建築の強度との関係性が最初にして最後の説得になるんだ、と確信した。
就職したばかりの実施設計で、駅前の銀行支店に基壇をつけることを主張しまくったバカゲの至りを思い出した。恥ずかしい。でも、初心に戻ってみよう。そういえば用賀でも仄めかしをやってたわ。
この写真、ぼくにとって案外重要みたいだ。

SIGMA(+Mr,Katoh)の画像好きだ。それだけを凝視してる感は無上のもの。
次ぐものは(ぼくらの)思考・感懐だけだもの。
ポルトガルの白い方形連続低層、それにその前の大マッス、それに外輪船に衝撃を受けて以来ずっと。写真なんてそれまで全然興味なかったんですよ。

しっかり見ることが案外ないんだな、日常というやつは…と気付く。そのことにおいて批評的だ。
Commented by 高橋洋一郎 at 2013-01-31 19:47 x
あるかなく みずをながるる うたかたの かげよりあはき
17歳から40歳までのアイドル/吉岡実の十代の歌集 巻頭歌の一部
比喩だよね 最後の五文字除けば隠喩
EPSONは隠喩的
「うつろふ」が前提にある 現前するもの それじゃない 「かそけなさ」を採る
「行く川の流れは絶えずして」や「月日は百代の過客にして」が加藤さんの骨になりつつあるのならそれも仕方あるまい

311で翌日鬱病になって自力で戻ってきたおれには無縁だ しっかり見たいんだよ

いったいどこのだれが過去なるものに興味あるってんだ 建築史を知りたい勉強しようってんだ
バーカ

「白州」うめーぞ
Commented by kimiyasu-k at 2013-02-01 15:14
なるほど。確かにシグマは、絶対的な対象、向こう側にあるものを何とか自分の側に写し込むのに使うけど、エプソンは自分の側にある「うたかた」を対象に写し込もうとして使っているな。全く反対方向に使っているな。高橋さんの慧眼。そこで気が付いたのだけれど、「おんな」が撮る写真ってのは、本能的に後者のうたかた写真で、「おとこ」にはなかなか難しい。だから余計にエプソンにひかれるみたいだ。