コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

2013 04 20 旅情
名も知らない旅先の安ホテル,窓を開くと人気の無いロータリーが薄暗い街灯に照らされ侘しいネオンの看板が光っている,ってのは旅情を誘う。でも本当は四ツ星ホテルだから安ホテルでもないし、ここはスイスの高級リゾート地、サンモリッツ。季節はずれのこの時期、おまけに店が全て休みの日曜で人気がないだけ。旅情なんて全く無い。
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SIGMA DP-1
イタリア語にも多用される俗語,汚い言葉があり公の場ではあまり使われないけど,親密な友人などの間ではしばしば使われる。ストロンツォ,STRONZOという言葉もその代表的なものの一つだ。「糞たれ野郎」とでも訳すのが良いのだろうか。
電動車いす入場拒否 ひろしま菓子博「災害対応」のため
 広島市で開催中の第26回全国菓子大博覧会・広島(ひろしま菓子博2013)で、主催者の実行委員会が電動車いすでの入場を拒否していたことがわかった。出展者が抗議したため、実行委は20日、平日のすいている時に限って電動車いすの入場を認めることにした。
 実行委は大会のウェブサイトで「会場内への電動車いすでの入場はできません」と明示。19日の開幕以降、電動車いすで来た2人の入場を断ったという。入場制限の理由について、実行委側は「急発進すると危険で、万一、災害時にバッテリー切れなどが起きると困る」と説明している。

公の場で弱者切り捨てが許されてしまう先進国なんて世界中どこを探しても見当たらない。まさか博覧会では電動車椅子は突然急発進するようになり、バッテリーまで切れてしまうなんて思っているわけはない。単純な話し、面倒みないといけない手間のかかる身障者は何とか理由をみつけて入れないようにしようと言う、悪意に満ちた意思決定を、アリバイづくりをしてやっているだけだ。本当に電動車椅子が多数の人々の迷惑になると考えているなら,電動車椅子で来るであろう僅か数人の人達をどのように会場に入れてあげるか,例えば普通の車椅子に乗り換えてもらうなどの手段を考えるのが,彼らの仕事だ。こういう奴らは本当に、STRONZOと呼ばれるのに相応しい。
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by kimiyasu-k | 2013-04-20 14:11 | Comments(2)
Commented by mobulamobular at 2013-04-21 00:24
ポルトガル語では、”Cabrão” というやつですね (親密な友人などの間でも、使わない方がよいと思うくらい、ここでは強烈な一言です)。
想像でものを言うことは憚られますが、主催者の実行委員会がなぜ電動車いすの入場を拒否したかといえば、会場内に電動車いすが入っているのを見て、その電動車いすが危ない、と文句を言う奴らがいるからではないでしょうか。俗に言う、クレージークレーマーの類です。例えば、重い荷物を持って階段を上る老人がいたとします。そして、近くに息子を連れた母親がいたとします。以前ですと、母親は「手伝っておいで」と息子を促していたと思うのですが、今は「危ないから近寄っちゃ、ダメ」、のような気がします。こんなのが、「危ないから、老人の階段利用は禁止にすべき」と訳のわからない文句を言うようになっている、また、言われた方も、これをまっとうな文句と受け止めてしまう、それと同じような現象では、と勝手に思ってしまいました。言わずもがな、問題は、余裕のない、急いている社会にありそうです。
Commented by kimiyasu-k at 2013-04-21 06:16
ポルトガル人のほうが、お上品なのかも知れません。イタリア人は結構、頻繁に俗語を使います。カッツォやストロンツォは日常語という感じです。(わたしの付き合っている人々がそんなクラスなのかもしれませんが。)

確かに、mobulamobularさんの言うとおりかもしれません。電動車椅子が危ないという苦情対策に、役所が弱者を切り捨てる。苦情を言う方もいう方なら、それをまともに聞いて、禁止するほうも禁止する方、結局犠牲者は車椅子でしか動くことの出来ない人という、何ともやりきれない社会です。
ただこれは、大げさかもしれませんが基本的な人権に関わるようなことで、人種差別などと合わせて、イタリアなら刑法の対象になる「犯罪行為」と言っても良いと思います。