コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

2013 12 20 天井 2題
改修工事のためにボードの天井を剥がすとその上には,1700年代と思われる天井画が現れた。普通は漆喰の上に描かれる天井画だが,ここではキャンバス地の上に描かれている。透視画法を駆使したバロック建築的な天蓋が騙し絵の技法で描かれている。今となっては失われてしまったけれども,この天蓋を支えるあのサンピエトロに見られる螺旋のバロック柱も壁の四隅には描かれていたのだろう。天井が作られた当時この建物はおそらく修道院の一室で,ここは人を迎え入れる為の修道院の中で最も「豪華な」な広間だったのだろう。色あせた赤い薔薇が描かれているのは,一体どういうわけだろう。
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二つの交差する丸天井が生み出す陰影は,物質を重さから解放して軽いベールのような印象を与える。
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by kimiyasu-k | 2013-12-20 22:20 | Comments(0)