コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

2014 01 19 映画館で映画
坊さん像とマチスの本は別に関係ないし、この写真とも全然関係ないけれど,本当に久しぶりに,映画館で映画を見た.家にテレビも無いので映画は最近飛行機の中で見るだけで、雨続きの日曜日にやる事も無いから,重い腰を上げて午後三時からのフランス映画を見に行った.イタリアでもやっぱり映画はハリウッドが人気で,ヨーロッパ映画は所詮ツウの見るマイナー映画だ.案の定,2,30人しか居ないがら空きの映画館は、ほとんど50歳以上のどちらかと言えば左を向いているちょっと、良さそうな暮らしをしている夫婦やおばさん友達だけだった.で,肝心の見た映画は、Alceste à bicyclette 自転車のアルセステ(アルセストはモリエールの書いた「人間嫌い」の主人公,ちなみにイタリア語題は自転車のモリエールと改題されているのはフランス人ほど「知的」でないイタリア人にはアルセストは誰も知らないのでモリエールとしたのでは))という映画で、これぞ正当フランス映画,日本なら「寅さん」って感じだった.がともかくあのフランス映画特有の抑制の聞いた表現の中で、登場人物達の大きな心の揺らぎを上手に描いている.面白かったのは、二人の主人公,二人の男優の間に、介入する装置が「イタリア女」でそれがまた余りに教条的で隣国なのにフランス人はこんな風にイタリア人を類型化しているのかと,感心もしあきれもした.
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EPSON R-D1 Voigtlander 40mm f1.4
tumblr
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by kimiyasu-k | 2014-01-23 13:29 | Comments(0)