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コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

2014 08 20 紫の唐辛子
唐辛子はスタッフの主人の妹の婚約者が持って来てくれたもの、お皿は10年以上前にチュニジアに行った時に土産物屋で買ったもの,机は知人と自分の持っている机と交換して手に入れ塗装を剥がしてワックスを掛けたもの。唐辛子は、この婚約者のお父さんか叔父さんか畠をしていて、きっと数日前に会った時に一袋もらってきたのだろう。チュニジアのお皿は、職人が薄暗い工房でかなり安い値段で西洋人向けに土産物屋の依頼で作ったもので、2、3年は土産物屋の店先に並んでいたのだろう。机は、幅70センチ、長さ3mはあるから、きっと工場の食堂で使われていたもので、近代的な工業の生まれた1800年代のものか、どこかの修道院の食堂で使われていたものだろう。自分の身の回りのものを、丹念に見て行けばその周りには、そのひとつひとつには、消えてしまった思い出が塗り込められている。
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by kimiyasu-k | 2014-08-20 21:18