コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

2014 08 31 高い
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EPSON R-D1 COLOR SKOPAR 35mm F2.5
ピントの合わせられるカメラは便利なものだ,と呆れられるような事を思う。このR-D1は二台目で一台目は昨日,修理が出来たというメールが来ていた。R-D1はレンジファインダーといって,一眼レフとは違い,ピント合わせは実際に写る映像とは別の仕組みでする。そしてもちろん自動じゃないから手でマニュアルでピント合わせをしないといけない。だから実際の映像とピント合わせの映像がずれていればいつもボケ。修理に出した一号機は,そのピントのズレが最短距離で5cmもあった。だから何枚もピント位置をずらして写真を撮らなければならなかった。よく,そんなカメラを使って写真なんて撮っていたと言われそうだけど,修理に出すのは面倒だとそのままかなりの期間使っていた。だから,この二台目は,ピントがきちんとしているので,写真を撮るのが楽で楽で仕方が無い。それにしても修理代が,46500なんてのは,半端じゃない一眼レフが買えてしまうのはどうしたものか。建築の仕事をしているからもののコストは人工で考える。どんなに修理が大変といっても精々半日もあれば直せるだろう。だから,どんなに特殊技術を持った「修理人」でも半日では2万円が良いところだ。部品の取り替えがあったとしてもあと5000円。そして,送料やらいろいろ諸経費を乗せてもあと5000円。合計3万円以上にはどんなに頑張ってもならないはずだ。
なぜこんな細かいことを言うのかといえば,「修理」のような「特殊な要望」は一般の「市場」からは外れた「特別料金」が必ず大げさに掛かるからだ。建築の仕事をしていればそれはいつも実感する。標準品をつかえば10とすれと,それからちょっとでも外れると100になってしまう。だから当然,家はカタログから標準品の部品を寄せ集めたものにならざるを得ない。でも実際の手間を考えれば精々,2,3割のコストアップで,注文品ができるはずだ。
折角,好きでレンジファインダーという「特殊な」カメラを使っているんだから,エプソンさん,少し頑張って下さい,と言いたくなるのは自分だけでは無いとおもうのだけれども。
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by kimiyasu-k | 2014-09-01 14:14 | Comments(2)
Commented by msak@h5.dion.ne at 2014-09-01 19:21 x
確かにそうですね。気を付けないと、設計する側でも最初から諦めてしまいます。
Commented by kimiyasu-k at 2014-09-02 00:32
例えば鉄のサッシなんて良い例ですね。イタリアの鍛冶屋で普通に作ってもらえば別にそんなに高いものではないのに、日本では目が飛び出るほどです。「大量工業製品」が建築の形を決めてしまう事から、そろそろ抜け出したいと思います。