コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

2014 09 04 99
九十九折れに降りて行く石の道
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EPSON R-D1 COLOR SKOPAR 35mm F2.5
理科系の人間には,エネルギー保存の法則というのは,非常に分かり易くて,孤立系の中ではエネルギーの総量は一定だというものだ。どんなカタチのエネルギーに変化しても,閉じられた系の中では,みんな合わせれば一定量という,まあ言われてみれば当たり前のことだ。経済の人は,本当に頭が悪いと思う。こんな単純なことが分からない。労働によって生産される「物(エネルギー)」は,お金に姿を変えると,2倍,3倍にとどんどん増えていくと思っているらしい。所詮,地球という閉じられた系の中では,「物(エネルギー)」は増えるわけが無い。それなのに,投資だ,為替だ,相場だ,不動産だと,いろんな姿,エネルギーに変えると,何故か手品のように,増えていくと思っている。それが上手く行かないと,製造コストが100円の一万円札を大量に印刷して,物も無いのに,お金だけ増やして,それで物を買わせて,豊かになったと「幻想」させる。そんなものは未来への借金以外の何物でもない。そろそろ,局所的な豊かさしか生み出さないこんな自由主義というブランド名のついた,経済システムがどんな馬鹿なことか気付く経済学者さんが出て来ても良いと思うのだけれど,お目に掛かった事が無い。理科系の人間なら,100のエネルギーを生み出す社会は,100のエネルギーしか使うことができないことくらいは誰でも分かっている。子供だって財布に100円しかなければ100円しか使えないことは知っている。ところが今の大人の経済は100円しか無いのに,返す当てもないのに,未来から1000円借りて使ってしまおうという,そういう馬鹿な仕組みになっている。もちろん程度を問題にしているんです。100円しか入らない財布なんだからせめて借りるのは30円程度にしておけばと。みた事も無い1000円も借金してしまってどうするんでしょうか。答えは見えている。1000円ないと東京オリンピックはできないと。
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by kimiyasu-k | 2014-09-05 06:15 | Comments(0)