コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

2015 03 29 レストラン
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EPSON R-D1X NOKTON40mmF1.4
リミニの旧市街にどうにか通れる道を車で入っていくと偶然,レストランがあった。イカスミのリゾットや揚げた小魚,つぶ貝などどれも美味しく、内陸のコモとはやっぱりちょっと違う。日本から来たお客様は、誰もがイタリア料理の量の多さに驚く。そして短い滞在時間だから,いろんなものを食べてみたいという事になる。そこで登場するのが「シェアー」というやつだ。つまり中華料理みたいに、一皿をテーブルの真ん中においてみんなで取り合って,食事を楽しむというやり方だ。でも、イタリア料理というのは基本的には,前菜,パスタの一皿目、肉魚の二皿目という三つの皿で「構成」されていてそれが時間系列で、順番にテーブルに運ばれ,食事は進んでいく。そういうひとつの「規則」のもとでイタリア料理は構成されている。だから、中華料理のような「シェアー」方式は、ひとつの形式やぶりであり、「お行儀が悪い」のであり、イタリアの食事のしかたが分かる自分にはカッコ悪くて「嫌」なのだ。もちろんこのリミニのレストランのように、あまり「高級」でない庶民的なところは、そんな規則はどうでも良い。でも、黒いスーツを着た給仕がサービスしてくれるようなレストランではやっぱりそれは「御法度」でありタブーだ。イタリア人はフランス人と違ってまあ、そのような文化的な違いを「見守って」くれるから決して嫌な顔はしない。でもやっぱり仲間内の雑談の中では,おい、今日来た金持ちそうな日本人の客,もうテーブルの上で大混乱,全く食べ方も知らないんだから、なんて話しをしているのは確実だ。「郷に入れば郷に従う」って諺もあるのだから、イタリアに来て一寸良いレストランに行ったら「シェアー」はやめましょう。食べきれない料理を皿に残してしまうよりも、遥かにお行儀が悪いです。
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by kimiyasu-k | 2015-03-29 14:35 | Comments(0)