コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

2015 04 08  SILVIA ヤブイチゲ
毒だけど、痛部に塗ればリュウマチに効くそうだ。
d0104210_574231.jpg
EPSON R-D1xNOKTON40mmF1.4
「高温ガス炉」産学官で連携…新興国へ輸出視野 ------ 読売ネットから
一度書いたけれども,高温ガス炉というのはガスを使う発電炉というわけでは無く,ガスを冷却材,熱媒体とする原子炉の事で,まぎれもなく原子力発電の事だ。現行の原子炉は加圧型も沸騰水型も水を冷却材として利用しているために利用できる温度は余り高く無く精々300度程度だ。それが冷却材にヘリウムガスを使うことで1000度近い温度を取り出すことができる。熱力学などを少し齧った人は分かると思うが,高い温度で取り出す事ができれば、発電効率は飛躍的に上がる。詳細は割くけれどもこのガス炉はその他様々な利点があるという。
でももう一度,考えてもらいたい。原子力発電は,場合によっては地域社会を完全に消滅させるだけの放射性廃棄物の「製造工場」だというこであり、原子力を利用するということは「原罪」としてそれを背負いこむということだ。
高速ガス炉はすでに1960年代には生まれていた技術であり新しくもなく技術的な困難性のために実用化されなかっただけだ。自分たちが受け入れないものを海外の新興国へ売って金儲けをする、という事の道義性は一体どこにあるのだろうか。
読売も入った原子力村(原子力帝国と呼んだ方が良いと思う)がこんなにも強固に存続している事に改めて感心してしまう。変えるには勇気がいるけれども、本気で変えて行こうと思わなければ何も変わらない。
[PR]
by kimiyasu-k | 2015-04-08 05:11 | Comments(0)