コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

2016 01 08 モニュメント
余り知られていないけれども,これはイタリア合理主義建築家ジュゼッペテラーニが1928年に計画したエルバにある戦没者記念モニュメントだ。サンテリアのスケッチに基づいてテラーニたちが実現したコモにある戦没者慰霊塔と同じ時代,彼自身もそうであったようにファシズム/強いイタリアという理念が社会を支配していた。町外れの丘陵地に登る長い階段と,ローマ時代のティヴォリにあるアドリアーナ邸を思わせるシンメトリーを強調した古典的な組石造の壁が印象的だ。カサデルファッショのような近代的な建築言語のみが注目される彼の建築のベースに,このようなローマから受け継いだ美学,プロポーションがあることはつい見落とされてしまう。
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by kimiyasu-k | 2016-01-08 14:15 | Comments(0)