2016 02 02 帰国 |
遥か昔,山に行きたくて行きたくて仕方がなくて,大きなリンホフのカメラに憧れて何とか少しでも大きなフィルムを使いたくて,そして何とか手に入れる事ができる値段で,手にしたのがこのマミヤの645Sというカメラだった。氷点下20度にもなる3000メートルの山の上で,電池は大丈夫だろうか,面倒なブローニー版のフィルムはキチンと入れ替えることができるかと心配して,立派でずっしり重い三脚も持って荷物は35KGにもなっていた。
露出計は使えるか分からないけれども,機械式のカメラだからきちんと今でもシャッターは切れる。実家の棚の中でジッと何十年も休んでいたけれどもイタリアに持ち帰ってコモ湖でも撮ってみようという気になった。三脚にこのカメラをつけてのんびりと写真を撮る自分を思えば,何となく楽しくなってきた。そろそろ自分で撮れる写真の限界も見えてきたしエプソンにも飽きてきたし,今度はフィルムの番かな。
by kimiyasu-k
| 2016-02-03 06:54