コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

2016 04 08 山の村の山の家
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EPSON R-D1 NOKTON40mmF1.4
コモ湖北端の街コーリコから更に30Km程行った所にキアベンナという街がある。北に向えば冬には閉ざされてしまうスプルーガ峠を超えスイスに,東に向えばマイヨーラ峠を抜けて,スイスの冬のリゾート地で有名なサンモリッツに行く。西は障壁のようにたちはだかる3000メートル近い連山が行く手を遮っている。
日曜日に有名なところはちょっと勘弁してもらいたいから,前日地図やグーグルアースと睨めっこをして,車でいける人の居なさそうで,なるべく標高の高い「村」を探す。
20世紀初頭まで牧畜が盛んに行われていたアルプスの地域は,標高1000メートルくらいまではどこも奇麗な牧草地として開拓され,数多くの集落が散在した。
もちろん今では牧畜は廃れてしまい,ほとんどが過疎化をとおり越してそこに定住する人の居ない棄村となってしまっているが,それでもその家を相続した人々や,休暇の別宅として自然の中で過ごそうという人々が古い家に手を入れて週末にはやってきたりして,「村」を維持している。
背後にアルプス特有の険しい岩山を見て,廻りに奇麗な緑の牧草地の広がる,そして不便さの故に取り残されてしまった家の集まりこれらの村は限りなく美しい。どんなに地図で想像しても,グーグルアースで3Dのイメージを見ても,その場に立てばアルプスの圧倒的な迫力と,そこに人が石を積み上げて築き上げた集落の美しさに圧倒される。
キアベンナの街に入る前の谷を東に少し登った,標高650M余りの山の中腹にある,ロッタノも典型的なそんな集落のひとつで,ここでもまた圧倒的な美しさに圧倒される。































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by kimiyasu-k | 2016-05-09 05:29 | Comments(0)