コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

22017 03 20 街の色 ファエンツァ
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EPSON R-D1x NOKTON40mmF1.4
イタリアの街はどこも個性があるけれども、その個性はその街が栄えた時代に呼応している。ここ陶器の街ファエンツァは、新古典主義が建築の潮流となった1700年代に栄えたから、その時代に貴族や資産家達はこぞって新古典主義の建築を競い合ったし,劇場のような街の公共施設も新古典主義様式によって建てられた。新古典主義様式と言えば,ドイツはシンケルのあまりに厳格で余りに荘厳な建築を思い浮かぶけれども、ここファエンツァの新古典主義は、どちらかといえばブラマンテの完成したルネサンス様式の建築の直系という建築で、荘厳さからはほど遠い,人間的なスケールの,均整のとれた建築で,そもそも古典様式というのはこのようなヒューマンスケールの建築ではなかったのかという思いに至る。ファエンツァの代表的な新古典主義建築,パラッツォミルツェッティPalazzo Milzetti の中にはいれば室内に施された装飾フレスコ画の繊細さに,新古典主義様式の心髄を読み取ることができる。




















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by kimiyasu-k | 2017-03-20 01:40 | Comments(0)