コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

2017 05 07 樹上の人
d0104210_23130645.jpg
歳のせいか、犬のせいか日曜日にどこかに出かけようという気にならない。特にこんな天気のはっきりしない日には、わざわざ364段の階段を上って、国道に停めてある車まで行って、そこからどこかに行こうなどという気にならない。だから庭仕事でもしようかと、あの伸びすぎた枝を一本切ろうかなどと思ったりする。それでも雨は降りそうにもなし、季節も良くなってきたから昼ご飯は昨日買ってきた豚肉でも庭で焼いて食べようということになった。準備をしていると、折角豚肉が4枚あるのだからとなりのパトリツィア夫婦にも声をかけてみようということになった。  whatappで、「家で暇してるなら庭に肉食べにこない?」とメッセージを送ると、「喜んで」、という返事が返ってきた。ちょっと肉は小さめだからあとサルシッチャというイタリアソーセージも加えた。古くなってしわくちゃになったジャガイモもアルミホイルに包んで,あとはコーヒーの準備とお菓子を用意した。「何か足りない物がある?」とWHATAPPが来る。「パンともし自分たちは飲まないけどワインが飲みたいなら、」と返事をした。
庭にいけばもう五月なのに少し風が冷たい。今日は,温室が風を遮ってくれるちょっと小さめだけれども鉄テーブルで食事をすることにした。椅子を4脚もの置きから取り出し食卓を作った。ロケットストーブに火をつけて、グリルをのせて、肉を焼く。ロケットストーブの勢いある炎の音とジュウジュウ肉の焼ける音がしてくればもうお腹ぺこぺこ、超美味しいは保証されたようなものだ。
パトリツィアが「グイドは本当は、こういう料理が一番好きなんだよね」といいつつ取り留めのない話しをしながらゆっくり日曜の昼食が過ぎていく。お菓子も食べ、コーヒーも飲めばさて、これからは一飯の仁義と言わんばかりに、みんなで庭仕事をすることにする。「グイド、あの樹を切りたいと思っているんだけど」といえば、待ってましたとヨットのマストを登るグイドがロープを駆使して安全帯をつくり木登りをはじめる。もう10年以上、切らなくてはいけないと思いながらいつの間にか巨大に伸びてしまった月桂樹の大きな株の上5mほどが切られていく。温室の上に倒れないようにあれこれ工夫をして、上手に切れればみんなで拍手喝采をして、どんどん月桂樹の伸び過ぎた樹が切られていく。大量の切られた木を片付けた頃には、もう夕飯が近くなってしまった。さて家に帰って、夕飯の支度でもしようか。こうしてイタリアの典型的な日曜日は、知人と食事とおしゃべりと、ちょっと庭仕事で過ぎていく。
























[PR]
by kimiyasu-k | 2017-05-09 23:13 | Comments(0)