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コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

2007年2月11日 日曜日 曇り のち 晴れ
モンテベッキアに行く。近くの人たちが日曜日の家族親戚の昼食のあとに出てきたのか、人が多い。1700年代と思われる館が美しい。
映画 「雨あがる」 ☆★★★★
映画としては黒沢派の著名な俳優が出ているにも関わらず、あまりの貧しさにおどろく。
面白かったのは、日本人が共感を覚える人物像が描かれていることだ。ずば抜けた能力がありながら境遇に恵まれない。武士という社会的な地位にもかかわらず弱い人々に対して非常に寛大である。妻に頭が上がらない。が妻はそんな夫を理解して時には代弁者となる。殿様という頂点に立ち絶対的な権力をもつが、反体制的な行動をとる。ヨーロッパの社会に長い間暮らしているとそんな日本人が持っている理想的な「人物像」が非常に日本人的であることに気がつく。
映画「クジラとイカ」 ☆☆★★★
映画「noi albinoi」 ☆☆☆☆★
by kimiyasu-k | 2007-02-12 18:40