コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

3月28日 水曜 曇り
昼食、雑談をしている。最近読んだ本のこと、話し相手がある小説のことを、QUSAI CAPOLAVOROと言った。QUSAI CAPOLAVOROは訳すと「ほぼ傑作」という意味になる。その言葉尻を捕まえて、「何て言った。「ほぼ傑作」だって。」と言う。つまり傑作というのは既に最上級であって、それに「ほぼ」という程度を表す形容詞がつくのは可笑しいんじゃないのか、という訳だ。もちろん、日本人の自分がイタリア人のイタリア語の言葉尻を捕まえてからかうというのが、からかわれたのが何とも愉快で、みんなで大笑いした。彼女は「ほぼ」の後に別の言葉を言おうと思っていたのが、つい「傑作」という名詞が出てきてしまったんだと言い訳していた。
それぞれの意味はどうということのない二つの言葉の組み合わせが、ある文脈の中で、思いもかけない意味を発したり、強いメッセージを送ったりすることがしばしば起きる。そんな二つの単語の組み合わせですぐ頭に浮かぶのは「美しい」と「日本」を結びつけたものだろう。「美しい日本」何の変哲もないこの二つの単語が組み合わされて、思いもよらない言葉ができあがった。「美しい」の後に「女性」と言おうと思っていたところが、思わず他の事を考えて「日本」と言ってしまったのだろう。
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by KIMIYASU-K | 2007-03-29 02:53 | Comments(0)