コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

2008年10月27日 くもり 雨
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二週間ほど前に知り合ったバイオリン製作者の日本人、Kさんの工房を訪れた。工房はストラディバリで有名な、バイオリンの聖地ともいえるクレモナにある。Kさんは1990年、大会社のサラリーマンをやめ、クレモナにある国立バイオリン製作学校に入学し、そのまま現在までクレモナに工房を開いてイタリアでバイオリンを作っている。「工房」は魅力に満ち溢れている。使い方のわからない、見たことも無いような道具や、作りかけの楽器、不思議な塗料の臭い、材料になる様々な木、型、そこで仕事をするもの以外にとってはあまりに無造作に整頓された工房。お願いして引いてもらったバッハのバイオリンソナタの断片は、奥行きの深い、存在感にあふれ、それでいながらどこか遠慮勝ちな、Kさんの"人"のような音がした。
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by kimiyasu-k | 2008-10-27 22:09 | Comments(0)