コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

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2008年6月17日 火曜日 雨
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3日前、日本から帰ってきた。10日間ほど、事務所のイタリア人の女の子を連れて仕事の打ち合わせ、現場などのために行った。中、3日間、彼女たちに日本の建築を見せたくて、京都・奈良に行く。久りぶりに訪れた古都は本当に綺麗だった。
一日目は、大原の民宿にとまり、二日目は、奈良公園の中にある江戸三という、離れ形式の旅館に泊まった。
やはり、日本の禅式の庭園は、すばらしい。冗談で「禅の庭は、自分の心を見る庭だ。」と言って彼女たちをからかったのだが、実際、禅の庭は極めて心理的な世界で、自分の中にあるものしか見えない。
大原は、初めて訪れたが、昔ながらの風景の残る田園そのもので、田植えが終わった水田には、無数のオタマジャクシやイモリが居て、「え、まだ日本ってそのままなんだ。」と驚いたりした。そして奈良の法隆寺の建築は、まさに大陸的な様相で、それはどこかヨーロッパ人の心にも直接訴えるところがあり、彼女たちはその美しさに感激していた。数奇屋にみる繊細な日本人固有の美意識と、奈良にみる世界中、普遍的な美意識、このふたつが同時に日本の中にみることができるというのは、本当に驚異だと思う。
中国人や韓国人などの観光客が多いのにも驚いた。日本は、世界に誇れる文化を持っていたし、それはまだ残っている。
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by kimiyasu-k | 2008-06-18 01:17 | 建築・architettura | Comments(0)