コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

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2010 02 21
いつの間にか20年過ぎてしまった、イタリアに来てすぐ蚤の市で見付けた胡椒引き。白黒の縞模様の囚人服、ダンゴ鼻、愛嬌がある。何故か隣のいつも酔っ払っているおじさんに似ている。と思ったら、その隣のおじさん、刑務所帰りと後で知って、愕然。廊下で会うと、buon giornoボンジョルノと他人行儀の挨拶でカワスようにしている。かなりお爺さんぽくなってしまったおじさんと一緒に暮らす青年だった彼氏も、今では大分白髪が目立つようになった。
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by kimiyasu-k | 2010-02-22 06:36 | 生活・vita | Comments(0)
2010 02 21
クレスピダッダと言う。ユネスコの世界遺産に指定されている歴史的遺産・工業都市だ。19世紀末、クレスピは産業を興すにあたり、ひとつの都市を計画した。工場をはじめ、労働者たちの住宅、教会、学校、集会施設、公園、墓地と、企業家、実業家がそこに働く人々すべてに高い生活レベルを与えるための、極めて社会主義的な思想に基づいて建設された新都市だ。今となっては、労働者住宅はどうみても高級住宅にしか見えないし、工場は、博物館、美術館としか思えない。建築が100年前に比べていったいどれほど、貧しいものになってしまったかという証言だ。写真の労働者住宅には、不動産屋の看板が立っている。「上流階級のリラックス。バカンスの家」、このリッチな家で夏のバカンスを過ごしませんかというものだ。

・クレスピダッダ サイトより引用・
“クレスピ”は、ロンバルディア州屈指の綿織物工場主だった家族の名前です。19世紀末、クレスピ家の人々は、アッダ川のベルガモ県側川岸に建設した綿織物工場の傍らに、モダンな“労働の理想郷”を実現しました。
村は、全く何も存在しなかった土地に、工場主が、工員とその家族のために丸ごと建設した村です。工員たちには、庭と家庭菜園付の一戸建住宅と、必要な全ての施設が提供されました。
この小さな理想の村では、城にすむ主が村の全てを統治しました。“ゆりかごから墓場まで”の言葉通り、工場内はもちろん外でも、まるで父親であるかように、国家の社会保障を先取りし、従業員たちに必要な全てを与えたのです。
村には工場で働く工員だけが住むことができました。工員の生活の全て、村のコミュニティ生活の全体が、“工場を軸に”、工場の都合により、工場のリズムで動いていました。
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by kimiyasu-k | 2010-02-22 01:47 | Comments(0)
2010 02 20
土曜夕方には、一週間分の買い物をする。ここは街の公設市場メルカートに隣接する、民間の食材店。タレッジョ、アジアーゴなどのイタリアチーズが一キロあたり11ユーロあまりで売られている。
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by kimiyasu-k | 2010-02-22 01:33 | 生活・vita | Comments(0)
2010 02 20
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ミラノ近郊のヴィジェーバノVigevanoという小さな街の広場。1492年、時の権者、ルドビコ・スフォルツァの命によって着手された典型的なルネッサンスの理想的広場。その計画は、ローマ時代のヴィトルヴィウスの建築書に基づいている。
La piazza ducale di Vigevano - cittadella alle porte di Milano. 1492, Ludovico Sforza, detto il Moro ordinò la costruzione della nuova piazza. L'impianto della piazza è il tipico rinascimentale basato sul libro romano di Vitruvio "De Architettura".
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by kimiyasu-k | 2010-02-19 21:20 | Comments(0)
2010 02 18
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先日泊まったルッピス家の館には礼拝堂がある。その礼拝堂の天井には、逝った人々の首が格天井からニョッと覗いている。どうも、ゲテモノ趣味としか思えないが、このような例はヨーロッパには二つしかなく、東ヨーロッパ,モルドバにひとつ、ココにひとつあるだけだ。
C'era una cappella all'albergo Villa Luppis. Teste di defunti mi guardavano dal soffitto. Non mi è sembrato di buon gusto. Esistono al mondo solo due esempi di soffitto con teste di defunti. Uno è in Moldova, l'altro è questo.
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by kimiyasu-k | 2010-02-18 20:57 | Comments(0)
2010 02 13
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ベネチアのカーニバル。列車でサンタルチア駅に到着すると、駅前の広場は海にベネチアが沈んでしまいそうなほどの人で一杯だった。
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by kimiyasu-k | 2010-02-15 03:33 | 生活・vita | Comments(0)
2010 02 13
d0104210_13575627.jpgvilla luppis, ルッピス邸という貴族の館のホテルに泊まる。朝、受付でチェックアウトしていると、横に何やら古い値段表が飾られている。casa di tolleranza, 誤差、揺らぎ、ブレの家、サービス料、シンプル1.5リラ、ダブル2.5リラ、15分3.1リラ、30分5リラ、1時間7.2リラ タオルと石鹸0.5リラ、1927年の条例871号。なるほど、ゆらぎの家というのはそういうことかと、当時の値段はそんなものかと納得した。ただし、シンプルとダブルの違いは今ひとつわからない。
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by kimiyasu-k | 2010-02-14 14:06 | Comments(0)
2010 02 10
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こんな小さな町コモにも日本食のレストランが、ここ数年で雨後のたけのこのように生まれた。SAKURA, TOKYO, MOMIJI,などという名前が付いている。その殆どが中国人の経営するもので、かなり怪しげな日本料理が供されている。つい一週間ほど前、コモにも少し雰囲気の違った和食の店、イタリア人の経営するランができた。お寿司が来るのを待っている間に、妙に綺麗に磨かれたコップを眺めていると、コップの向こうのコップの向こうにコップが見えるのに気がついた。
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by kimiyasu-k | 2010-02-10 14:51 | Comments(0)
2010 02 09
チェルトーザディパビアの教会堂はとても特徴的で、美しいファサードだ。ルネッサンス時代の、幾何学に基づいた立面の構成が、深い陰影を落とす開口部、角を面取りしない厳格な四角い断面をもつ付け柱などの要素により、三次元的な広がりを見せている。フィレンツェなどのルネサンス本場の建築が、ともすれば「平面的」な構成なのに対して、このファサードはバロックと呼んで良いほど「立体的」なファサードとなっている。教会堂は、中に入ると、建設時期がさらに古く典型的なゴシック様式の構造、リブボールトの空間構成で、そこには余りにイタリア的な鮮やかな色彩の装飾がほどこされている。白い大理石のルネッサンス立面と、鮮やかな装飾の内部空間との対比がてても印象的だ。
La chiesa della Certosa di Pavia ha la facciata molto particolare e bella. La composizione della facciata è basata su geometria. Con le aperture profonde e le lesene a spigolo vivo che creano il forte contrasto di ombre e luci , l'aspetto della facciata presenta la sua plasticità. La tipica architettura rinascimentale, come troviamo a Firenze, ha piuttosto la facciata piatta, superficiale, bidimensionale. Invece questa chiesa, ci da l'impressione di quasi una barocca, ha la facciata 3 dimensionale.
L'interno della chiesa è tipico gotico e si presentano volto a punta,,,,,
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by kimiyasu-k | 2010-02-10 07:08 | 建築・architettura | Comments(0)
2010 02 07
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20年前のあの感動をもう一度確認したいという知人に同行して訪れた,チェルトーザディパヴィア、certosa di pavia。修道士が独りで全く外界との接触を避け、一生を送った独房がぐるっと囲む広々とした中庭。1947年まで、ここに修道士が住んで居たという。食事は入り口ドアの横にある小さな配膳口を通して、毎日渡されていた。死ぬまで一日7回、教会堂に礼拝に行く以外はこの「家」から出る事も、人と接することも無かったという。夫々の家は、後ろに庭、菜園、ポーチを備えている。「家」が完結したひとつの世界で、その家が集まり、中庭を囲み、回廊で繋がれている。人の世界観がこんなにも直接的に建築にと翻訳された空間は世界でも類を見ない。昨日の雪が、中庭を真っ白く覆っていた。
Accompagnando uno che voleva sentire la sua emozione di 20 anni fa, ho vistato la Certosa di Pavia. Il chiostro circondato dalle celle-case dove i monaci vivevano tutta la vita senza avere contatto col mondo esterno. Gli alimentari venivano forniti dallo sportellino di fianco alla porta. Non uscivano mai tranne 7 volte al giorno per preghiera comunitaria. Ogni cella-casa è munita col giardino, l'orto, il portico. La cella-casa è un piccolo mondo completo, e loro riuniscono tramite il porticato. E' uno dei rari esempi di architettura al quale viene materializzata direttamente la visione umana del mondo.
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唯一の外界との接点、小さな配膳口 
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by kimiyasu-k | 2010-02-07 15:26 | 建築・architettura | Comments(0)