コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

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2010 07 27
ただいま帰国中。シベリア上空、10000M、飛行機の翼を前景に撮った宇宙の無限と渋谷のホテル9階の窓から撮った何とも無味乾燥の東京の夜景。一見何の関係もないこの二枚の写真は、旅の断片であるだけでなく共通点があることにふと気がついた。
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それは、どちらも、窓ガラスにカメラのレンズを当てて撮影した写真ということだ。全く無関係の二つの景色は、ガラスを通した窓の向こう側。ある閉ざされた空間の内部から開かれた外部を見た景色だ。一度、飛行機に乗った者なら、無限の宇宙の写真からジェットエンジンの音に満たされたあの飛行機内部の独特の空気を感じる。この何ともアノニマスな東京の景色からは、あの何とも味気ないホテルの一室が浮かんでくる。「あちら側」を写した写真はこうして見えない「こちら側」を見る。そもそも、写真の魅力はこちら側を見ることなのかも知れない。
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by kimiyasu-k | 2010-07-28 01:09 | Comments(0)
2010 07 23
蒸し暑いイタリアらしくない日が続いている。雷とともに雨が少し降るかと思うと青空が一瞬、顔をのぞかせたり、鉛色の雲が空を覆ったり、抜けるようなイタリアの真っ青な夏の空にお目になかなかかかれない。コモ湖のまわりは高い山がせまり気流が不安定なのか時に思いがけないような空の表情を見せる。
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by kimiyasu-k | 2010-07-24 15:10 | Comments(0)
2010 07 20
イスラムの建築、表面に施された繊細な装飾は、光によって建築から重さを取り去り、レースのカーテンのような表情を見せる。
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by kimiyasu-k | 2010-07-21 14:24 | Comments(2)
2010 07 17
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何故かヨーロッパ大きな街の「中央駅」には、独特の空気が流れている。昔、蒸気機関車が出入りするために作られた巨大な鉄骨のアーチの架構、立派な駅舎、発着表示板の前でじっとたたずむ女、巨大な美しい広告、乗り換えの待ち時間にくたびれ果てた若い外国からの旅行者。
列車でスイスのモントルーからイタリアに帰ってきた。バカンス客の溢れるミラノの中央駅に久しぶりに降り立ち、待ち時間を巨大な構内をカメラ片手にぶらついた。
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by kimiyasu-k | 2010-07-18 12:27 | Comments(0)
2010 06 29
3週間あまりでヨーロッパの建築を見て回ろうという計画に、マドリッドから列車で行けども行けども、果てしない耕作地の続く台地をグラナダまで下り、アルファンブラ宮殿を見た。その途中、老婆が路上で売っていたオレンジを三個、アルファンブラ宮殿ではみやげ物のカスタネットを買った。バイブルのように携帯していた「ヨーロッパ建築ガイド」という本にはグラナダから更に100kmほどのところにあるコルドバのモスクが載っていた。不便な列車を乗り継いでコルドバまで行くともう一日スペインに日程を割かなければならない。まだこれからイタリアが待っている。仕方なくコルドバは割愛することにした。ユーレールパスで追加料金を払わずに乗れるバルセロナへ戻る夜行列車の二等車は超満員で、おまけに列車で食べた生ハムのサンドイッチに当たったのか、体の調子が最悪だ。列車のデッキで辛く長い夜を過ごした。
こうして850本の柱の並ぶ、赤い縞模様のアーチが連続するコルドバのモスクの堂内に立つと30年前のそんな記憶が蘇る。
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by kimiyasu-k | 2010-07-14 06:35 | Comments(0)
2010 07 11
バカンス気分の日曜日は、昼、隣人友人のフィオレンツォ一家とスペアリブのバーベキューで腹を満たしたあと、船で日光浴にでかけた。右が奥さんロレーナ、左が息子の彼女、アルバニア人、ディオニーザ、手前が息子の身長190cmを超えるニコ、その右がジュリア。それにしても、身軽いアルミボートは飛ばすと振動と騒音が堪らなく、オチオチ景色を楽しむ気分にもならない。
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by kimiyasu-k | 2010-07-13 14:18 | Comments(0)
2010 07 01
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旅先で時間を埋めるためにたいした目的もなく街をぶらつくと、そこに住む人の日常の生活リズムが読み取れて面白い。友人と足早にどこかに向かう若い女、出勤時間に遅れまいと駆け抜けていく自転車、閉店間際、もう誰も入らない店先で気だるく雑談する店員。
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by kimiyasu-k | 2010-07-10 06:49 | Comments(0)
2010 06 30
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真っ白なヴェヘールの街で泊まったホテルはカーサシンコ、という少し変わったホテル。部屋は4つしかなくどの部屋も内装のスタイルが異なっている。古い建物の梁、窓、ドアなどなるべく保存しつつ、個性的な内装をしている。経営するのはイギリス人で、この綺麗な街に惚れ込んでホテル経営に乗り出したのかと思うと、全くそうではない。奥さんは、イタリア人の建築家、生活の基盤はスペインの首都マドリッドにあり、このホテルは本当にビジネスでやっているだけだと言う。将来はイタリアのプーリアに行って暮らしたいという。
島国日本では外国は遠いが、こんなにも色んな国が入り混じっているヨーロッパでは、言葉の通じない外国に行って仕事を生み出し生活することもそんなに大げさなことじゃない。
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by kimiyasu-k | 2010-07-09 21:59 | Comments(0)
2010 07 02
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アンダルシアの建物は、中庭がとてもきれいだ。色鮮やかな幾何学紋の綺麗なタイルが張られ、真ん中には大理石の噴水を配置し、テラコッタの無数の鉢に植物が植えられている。町を歩いていると思わず中庭を覗き込みたくなる。飛行機の出発まで時間があるので朝街をぶらついていると、後ろから歩いて来た三人の修道女の内、若い二人が立ち止まって興味津々に飛び切り綺麗な中庭を覗き込んだ。
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by kimiyasu-k | 2010-07-09 06:54 | Comments(0)
2010 07 01
セビリアの旧市街地は道が狭く、小さなレンタカーをまるで昔デパートの屋上にあった、細い曲がりくねった道の上にボッチが等間隔で並び、ベルトコンベアーのように道が手前に動いて行く「自動車運転ゲーム」をするように操って、何とかホテルにたどり着くことができた。歩道は、狭いところでは30cmほどになり、とても歩けないが、縁石はしっかり続き、歩道であることを止めない。
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by kimiyasu-k | 2010-07-09 01:08 | Comments(0)