コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

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2011 07 31 十和田高原
住んでいるネッソ村の隣にはファジェートラリオという村がある。ファジェートは、「ブナ林」のこと、ラリオは「コモ湖の」という形容詞で、ファジェートラリオはコモ湖のブナ林、おそらく昔豊かなブナが広がる森の中にあった村なのだろう。今ではブナの木をみることはなく松などの植林の山になっている。ブナは数ある木々の中でも最も強力で、自然の中では最後に勝ち抜く樹木だという。日本に帰国すると所用があり青森県のブナの原生林(おそらく二次林だが)を歩いた。森を彷徨すると、森の主と思えるような「木」に出くわす。他の無名の木と一線を画した立派な木が忽然と現れ、回りの木々を支配している。あるものは直径80センチもある森の大黒柱のように真っ直ぐな幹を天に伸ばし、あるものは、巨大な株のように大きく広がり天を覆っている。森の中の切り開いた土地には、獣の足跡も見つけた。大きな足跡は熊の足跡なのか。貂が切り株から顛をのぞかせた。
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by kimiyasu-k | 2011-07-31 19:18 | Comments(0)
2011 07 19 COMO コモ・ドゥオモ
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by kimiyasu-k | 2011-07-19 20:49 | Comments(0)
2011 07 18 NESSO
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湖畔の庭には、20年前手に入れたときから沢山の沢山の月桂樹と大きな榎が数本あった。一番大きな榎は直径80センチもあったろうか。隣との家の境界、崖際にあったために仕方なく切り倒した。もう一本のこの大きな榎は当時樹齢50年以上あったから今はもう70年ほども経っているのだろうか。垂れ下がった枝越しに、対岸のブリエンノ村を見るのが好きだ。榎はイタリアではバゴラーロ、スパッカサッシと呼ばれている。スパッカは割る、サッシは石で文字通りしなやかな根が至るところに伸びていき、石の隙間に入り込んだ根が石も割る。常緑樹の月桂樹はとても地中海的で北イタリアのコモ湖には余り似合わないが、庭を独特の香りでいつも満たしている。
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by kimiyasu-k | 2011-07-19 01:10 | Comments(2)
2011 07 17 NESSO
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一年も放っておいた伸びきった芝を切っていると、不思議な形をした鉄が出てきた。まず8㎜角20センチくらいの鉄の棒を真っ赤に焼く。箍のような道具を使って上5センチくらいを二つに引き裂く。グッと開いて、金床の上、ハンマーで叩いて先を細くしていく。もう一方の端も同じように赤く焼けているところをハンマーで叩いて先細りにする。今度は丸い太い鉄棒の上で徐々に丸くしていく。きっとこうやって100年以上前に苦労して作った、鉄の何かなのだろう。
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by kimiyasu-k | 2011-07-18 03:41 | Comments(0)
2011 07 15 NESSO
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ネッソ村を深く削る谷オーリドは丁度滝の上を国道が通っている。高さ70メートルあろうか。谷に張り付いたように作られた空中庭には、ビニールのプールを備え付け、空中卓球を楽しんでいる。
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by kimiyasu-k | 2011-07-16 03:59 | Comments(0)
2011 07 14
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写真なんていつでもいくらでも撮れると息巻いて、一日一枚写真をアップすると所員に言って二日目にもうアップする写真が無い。結局、締め切り間際の夕暮れを撮るしかなかった。とはいえ、今日は午後遅く激しい雨が降り、その後青空が覗き、ドラマチックな夏の日没になった。明日はギブアップ。
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by kimiyasu-k | 2011-07-15 04:48 | Comments(1)
2011 07 13 COMO カサデルファッショ
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カサデルファッショは1932年、ジュゼッペテラーニによって設計され1936年建設された、ファシスト党の施設だ。今日、カサデルファッショはイタリアの近代建築の金字塔として世界中の建築家が絶え間なく訪れる。テラーニはロシア戦線で精神を冒され帰還するも1943年7月19日に若くして39歳で脳血栓で亡くなる。ファシスト党の建築家として、戦後しばらくはテラーニの建築は歴史の周縁に置かれるが、1970年ごろから純粋に建築造形作法のアプローチから近代建築の舞台に主役の一人として帰ってくる。現在、カサデルファッショは財務警察所として使われている。現代美術館への転用がもう30年以上言われているがまだ実現していない。
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by kimiyasu-k | 2011-07-13 19:44 | 建築・architettura | Comments(0)
2011 07 09 COMO
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何となく鉄人28号を思い出す。先日、コモの街でやっていた蚤の市で見つけたおそらく1950年台の秤。机やらサイドテーブルを買ったオマケに手に入れようとしたけど、結局20ユーロ位払った。今ならもちろんプラスチックで作るが、アルミのダイキャストで出来ている。秤の独特の曲線は鋳型から抜くという製造上の理由もあったのだろう。シンメトリーに突き出た両サイドの形は1930年代のファシズムの「権威」を感じさせる形だ。1950年台も前半に作られたものだろう。もう少し時代が下ると形は更に丸みを帯び女性的になっていく。鉄人28号は1956年に生まれた。不思議なもので形は時代の代弁者となって未来に残されていく。
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by kimiyasu-k | 2011-07-13 01:50 | Comments(0)
2011 07 06 NESSO
対岸のブリエンノ村は急峻な山に貼りついている。イタリアは地震、台風が無いので急な傾斜地にも家を作る。この写真を撮った日、局所的な短時間の集中豪雨が来た。ブリエンノ村の教会、右側にある谷ががけ崩れを起こし家を二軒飲み込んだ。幸い家は空き家だった。
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by kimiyasu-k | 2011-07-11 06:23 | Comments(0)
2011 07 08
久しぶりりに、数ヶ月ぶりに庭に行くとまだ色んな花がさいている。
最初の赤い花はモンテブレチアで、この土地を手に入れたとき、雑草に混じって野生の花のように咲いていたものを増やした。鮮やかなオレンジ色が緑に映える。
ピンクの花はバラ科のムタビリス。中国原産という。蕾が鮮やかな赤で花が咲くに従い色がピンクにと薄まっていく。ムタは変化という意味で、名前はそこからきたのだろう。
三番目の白い花はあの知床の岬に咲いているというハマナス。これもバラの原生種。ムタビリスとこのハナマスはイギリスのデイビットオースチンローザというバラのみを扱う会社から苗を取り寄せた。
赤い実はおそらくランポーネ(木苺)とモーラ(ブラックベリー)の合いの子。かなり前に近所の家から貰ったものがすっかり根付き、毎年たくさんできる。今年はアイスクリームを作ってみたが、鮮やかな色でかなり美味しい。
西洋苧環というのか、糸巻きの一風変わった形で、栽培種で派手な紫と白の二色が印象的。
最後は白い桔梗(ききょう)。日本から種を取り寄せた。蕾の形が面白く何とも上品だ。
ちなみに最初の石の階段は、1.5メートルほどのレベル差のひな壇状の土地を繋ぐ為に石の壁を壊し階段にした。石は手で積んでいくとなると重くて重くて。昔々、自分で作った。若い頃はやる気と体力に溢れていたのか。
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by kimiyasu-k | 2011-07-11 04:06 | Comments(0)