コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

2007年2月26日 月曜日 晴れ
昨日は久しぶりに雨が降る。今年は、本当に異常気象か、雪が一度も降らなかった。ミモザの花が咲いた。例年はミモザを女性に贈る習慣のある3月8日の「女性の日」にも開花しないのだが、今年は二週間もはやい開花となった。事務所に飾ったミモザの花が、朝日を受けて輝いている。
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# by kimiyasu-k | 2007-02-26 18:05 | Comments(0)
2月20日 火曜日 晴れ
コモの街から湖東岸を17km北上したネッソと言う村に住んでいる。コモからベッラジョまでの道は急な山の斜面、湖面から50mほどの高さを走る。家は湖畔にあるため、車を国道にある駐車場にとめて湖畔まで50mのレベル差を歩いておりなければならない。幅2mほどの、階段になった道がコモ湖畔に散在する小さな集落の道路網だ。この道はふつう御影石の縁石と10センチ程度の石ころで出来ている。コモ湖畔に点在する小さな村は、この石ころの道路が、石積みの壁とともに特徴となり魅力的な景観を作っている。手作りのようなこの石ころの道も、最近インターロックブロックに置き換えられるという悲劇がおきている。
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# by kimiyasu-k | 2007-02-20 18:39 | Comments(0)
2月17日 土曜日 曇り
映画 sposa turca トルコの花嫁 ★★★☆☆
       paradise now パラダイスナウ ★★★☆☆
       lola corre ★★☆☆☆
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# by kimiyasu-k | 2007-02-19 18:14 | Comments(0)
2月16日 金曜日 晴れ 曇り
当たり前のことだが自分で書いてみてブログの特徴は、匿名性にあることに気がつく。誰がアクセスするか分からないという公共性とコンピューターを前に個人が「秘密裏」に書き込むという、極めて私的な行為の対比が、その魅力なのかもしれない。
映画 le conseguenze dell'amore ★★★☆☆
マフィアの資金をスイスのルガーノで運用するもと会計士を主人公とする映画。イタリア映画にしては、静かで思いもよらないストーリー展開は面白い。主人公が愛する若い女性を演ずるOlivia Magnaniがとても魅力的
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# by kimiyasu-k | 2007-02-16 20:07 | Comments(0)
2月15日 木曜日 晴れ
テレビでは昨夜、既成カップルとでもいったらよいのか、同性のカップル、に関する法律についてしきりと議論をしている。父-母-子供という伝統的な「家族」の概念を中心に据えたカトリック教会、ローマ法王がそれに異議申し立てをしているからだ。ヨーロッパの他の国は、既に同性者の婚姻さえ認めているのにもかかわらず、イタリアはそれにはほど遠い。ルネッサンス時代ミケランジェロをはじめ、イタリア経済界の大きな柱になっているミラノのファッション界でも同性愛者が主役を演ずるにも関わらず、まだ保守という力が彼らをマージナリーな存在に停めようとする。
映画 il costo della vita ☆★★★★
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# by kimiyasu-k | 2007-02-15 22:01 | Comments(0)
2月14日 水曜日 晴れ
バレンタインデー 
今日は昼に、所員の女の子二人、マルチとキア、その友人のベネがやって来て昼食をスタジオで一緒にする。今日のコック役は自分がする。料理をするといっても、簡単で、スタジオから50mほどのところにある小さなスーパーマーケットに行って、バリッラ社が作っている瓶詰めのトマトソースと500g、50円もしないパスタを買ってくる。たっぷりのお湯に、シチリアのアラ塩を手のひらで分量して、パスタを茹でて、暖めたトマトソースをかけるだけだ。今回はマグロ味のトマトソースにした。今日はバレンタインデーと言うことで、女の子達もお祝いをするんだとサンフェデーレ広場にあるアイーダというお菓子屋さんで、フリテッラという揚げ菓子を買ってきた。フリテッラはシュークリームの皮を揚げて、砂糖をまぶしただけの簡単なお菓子だ。彼女たちによればこれはコモのお菓子だという。料理は簡単でも、イタリア人がこだわるのはテーブルのセッティングだ。赤いテーブルクロスをかけて、お皿を並べて、フォークとナイフ、コップをセットすれば、それだけでパーティーの雰囲気がしてくる。やはり瓶詰めのトマトソースはあまり美味しくないが、「パスタの湯で加減は本物だ」と、ベネが褒めてくれる。「自分は日本人でも、お前達が生まれる前からスパゲッティを茹でているんだから、上手なのは当たり前だ。」と反論。スパゲッティがプリモピアットなら、セコンドピアットはお喋りだ。ただでさえ話し好きのイタリア人、若い女の子が三人集まれば話題には事欠かない。
もうじき、カーニバルだ。コモ湖畔の村でスキニャーノという小さな村がある。ベネチアのカーニバルは世界的に有名だが、この小さな村のスキニャーノのカーニバルもなかなか魅力的だ。
ベネは、スイスのベッリンゾーナのカーニバルに行くかもしれないという。もちろん自分も参加するためだ。芸者の格好をしたらどうかと言うと、マルチはこの間日本に行ったときに買ってきた浴衣を貸してあげると言っていた。
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# by kimiyasu-k | 2007-02-14 17:08 | Comments(0)
2007年2月11日 日曜日 曇り のち 晴れ
モンテベッキアに行く。近くの人たちが日曜日の家族親戚の昼食のあとに出てきたのか、人が多い。1700年代と思われる館が美しい。
映画 「雨あがる」 ☆★★★★
映画としては黒沢派の著名な俳優が出ているにも関わらず、あまりの貧しさにおどろく。
面白かったのは、日本人が共感を覚える人物像が描かれていることだ。ずば抜けた能力がありながら境遇に恵まれない。武士という社会的な地位にもかかわらず弱い人々に対して非常に寛大である。妻に頭が上がらない。が妻はそんな夫を理解して時には代弁者となる。殿様という頂点に立ち絶対的な権力をもつが、反体制的な行動をとる。ヨーロッパの社会に長い間暮らしているとそんな日本人が持っている理想的な「人物像」が非常に日本人的であることに気がつく。
映画「クジラとイカ」 ☆☆★★★
映画「noi albinoi」 ☆☆☆☆★
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# by kimiyasu-k | 2007-02-12 18:40 | Comments(0)
2月10日 土曜日 曇り
映画 ogni cosa e illuminato. ☆☆☆☆☆
60年が過ぎ、あまりに様々な切り口で語られたナチのユダヤ人虐殺を、新鮮な視点で語ることのできた監督にこころから敬服
「国家の品格」 権威主義のかたまりのような本 断片的でも思ったことを書き留めておくことが必要だろう。
ともかく日本が右傾化にあることは確実だ。今日では右、左という単純な言葉で政治的な傾向を表現することは馬鹿げているという考え方もあるが、ともかくその人の考えている方向を理解するには、確実に有効な言葉だ。
筆者は国際化と英語教育と、日本語教育の問題を論じているが、問題の設定の仕方すら完全に間違っている。
こうしてイタリア語の社会で暮らしていると言葉の問題が、まず第一は学校で習得できる技術の問題ではなく、「自分を伝えたい」という意思力の問題であることに気づく。レストランで水が欲しいときに「アックア」と言う力が無い。レストランの給仕は間違えた答えをすると怒る学校の先生ではないにもかかわらず、「アックア」の一言が言えない。「アッカワ」でも「ウックワ」でも何でもいい。コップに視線を投げかけ、給仕の目を見て何か言葉を発すれば、コミュニケーションはなりたつ。歳をとればとるほど、「アックア」と一言発するためのハードルは高くなる。もし、外国人とコミュニケーションの必要を本当に感じるなら、語学教育は小さな時からはじめたほうが良いのは当たり前だ。



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# by kimiyasu-k | 2007-02-10 21:37 | Comments(0)