コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

2013 01 04 冬山
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Nikon D3000 Nikkor55mm f1.2
はるか昔、「お正月、冬山に入る」のにほとんど憧れみたいなのがあって、何回か雪の中でテントを張って年末年始を3000m峰で過ごしたのは懐かしい思い出だ。だからこの時期、新聞で必ず見かける高齢の方の冬山遭難は複雑な思いがする。
冬山は天気が良いと強い紫外線に目が見えなくなってしまうぞ、という情報に、思い切って買ったのはフランス製のGALIBIER EVERESTという舶来品のサングラスだった。耳掛かりのバネ構造の形が耳の形にどうも合わず、寒さに耳が痛くてしかたなかったけれど、エヴェレスとという名前のついたこの本格的な登山サングラスがうれしかった。
今は便利で廉価な登山用品がいろいろ手に入るようだけれど、真鍮で出来たコンパクトなプリムスのガソリンコンロ、ダンロップのジェラルミンのドーム型二重テント、ミレーのザック、ドロミテの登山靴、このサングラスなんてのは、持っているだけでうれしくなる道具たちだった。ほとんどモノを大事にしない自分が、30年経った今もこうしてパンフレットまで大切に保存しているというのはかなりのものだ。
携帯電話1本で簡単にSOSが発信できる便利な時代になってしまったけど、きっと氷点下20度の真っ白な雪の美しさも、危険も昔と全く変わっていないのだろう。
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by kimiyasu-k | 2013-01-04 08:11