コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

2016 06 09 世界的 FAGNANO OLONAの小学校
d0104210_53745.jpg
NIKON D3000 NIKKOR55mmF1.2
ちょっと見には信じられないかもしれないけれども,FAGNANO OLONAの小学校は世界的に重要な現代建築だ。現代建築,近代建築の後にやってきた現代建築はこの建物からはじまったと言って良いかもしれない。近代建築というのはモダン建築の事で、言ってみれば「普通のビル」みたいなもので、どうも味も素っ気も無い。建築って本当はもっと豊かなものだったのじゃないのか、その豊かさってのは一体どこから来てるのだろうか、ただの建物と違って、構築物が「建築」になるには一体どうすれば良いのか、そんな事をあれこれ考えてできたのがこのファニャーノオローナの小学校という訳だ。それは1973年の事だった。それから40年以上が過た今、建築はどうなったかと言えば、豊かになるどころか、金融資本の餌食、太鼓持ち、手先、オマケ、猿回しの猿、水族館の芸をするイルカ、客寄せパンダ、にとなり下がってしまった。
だから、このファニャーノオローナの小学校を見ると、1970年代の建築家たちの格闘のあとが見て取れるし、それが限りなく美しい建築であることにあらためて感銘する。



















-

[PR]
by kimiyasu-k | 2016-06-10 05:38