コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

2016 11 14 出稼ぎ
湖畔で、ぼけっと毎日暮らしているけれども、たまに食料を確保するために、東京にでてきて、ホテルの28階に泊まったりする。
巨大なガラス窓から下界をのぞけば、ジオラマみたいに道路やらビルやら家がびっしりと建ち込めていて、人やら自動車がうごめいて、電車なんかが高架の上を走っている。まあよくこれだけつくったものだと感心してしまう。それにしても、これだけつくるのはかなり面倒で手間がかかるはずだ。セメントの量だって生半可じゃないし、鉄やアルミなんかもところかまわずドカッと使っていて、山を削って石灰をやいてセメントを作って、それを砂と混ぜて、型枠にいれて、、、なんて原材料から下界に見えるビルの形にするまでの、とてつもない手間を考えると、人というのは、すごい、を通り越してなんでこんな事をするの、という疑問が沸いてきてしまう。
動物の作る巣はどんなに手が込んでいてもたかが知れているし、まったく手をかけずに自然の中の居心地がいいところを探してそこに暮らしている動物がほとんどという事を思えば、人というのはちょっと頭がおかしい、狂っているんじゃないかという気がしてくる。一生かけて、会社の中でかなり嫌な思いなんかもしばしばして、こんなもんを作り出すのが人の営みってやつなんだと、納得はしないけれども、あきらめてしまう。まるで神様が下界のこざかしい営みを俯瞰するみたいで、たまには高層ビルの28階に泊まってみるのも悪くはない。もっともいつ来るかもしれない巨大な地震にハラハラし続けるのだけれども。
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by kimiyasu-k | 2016-11-14 02:35