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コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

4月1日 日曜日 曇り 小雨
友人の画家、マルコペトルスの展覧会がコモで開かれる。その開幕パーティーに行った。展覧会の会場は先にブログで触れた隈研吾の展覧会が開かれていたサンフランチェスコ教会だ。マルコとはもう10年来の知り合いで、彼の画風の変化をずっと見てきた。ここ数年、ほとんどポスターとしか思えないような、ある意味で貧しい絵を書いていてそれが納得できなかったのだが、この展覧会を見て、彼の絵が独自の表現を獲得したことが分かった。建築を、それもひたすら、幾何学的な都市の建築を描き続けている。それはほとんど、強迫観念とも思える。ミラノの建築を描くことで始まったマルコの絵の表現は、今回の展覧会で初めて見たモスクワのロシア構成主義の30年代の建築表現と見事に一致していた。それはおそらく偶然ではなく、彼の絵の表現のルーツのひとつがそこにあるからだろう。

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by kimiyasu-k | 2007-04-03 02:58