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コモ湖畔の書斎から dalla finestra lariana

2007年11月23日 雨
2007年11月23日 雨_d0104210_22253250.jpg
久しぶりに中国に行ってきた。北朝鮮との国境近くの韓国人の街、延吉から車で2時間ほどの敦化という街だ。全く名前も聞いたことの無い、地の果てとも思える中国の街が一体どんなふうか興味深々だった。印象は、「もはや世界には辺境はないのか」、というものだった。仕事の関係で、建具を製作する工場を訪れたのだが、そこにはドイツ製の最新式の機械が設置され、ヨーロッパと全く同じ製品が作られていた。
日本では製造業が「大企業」志向なのに対して、若い起業家のあふれる中国では、小さな企業もとても活気がある。
街は綺麗に掃除されゴミひとつ落ちていない。ホテルは新しくスウィートが標準。レストランでサービスする女の子たちは、言葉が通じなくとも明るくとても親切で快活だ。彼女たちは日本ではほとんど見ることのできなくなってしまった、とても豊かな表情をしていた。
と書いた後、敦化市について調べると次の記事が見つかった。戦争は全く知らない世代だが、現在まだこんなことが起こっていることは衝撃だ。何も知らないとは言え、過去に深い傷をつけた「日本人」に、あんな笑顔を見せた少女たち。経済的にこれだけ豊かになった日本、早く戦争を終わらせたい。
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敦化市の毒ガス事故 日本が遺棄化学兵器と確認
日本の高島肇久外務報道官は3日、吉林省敦化市で先月23日に子ども2人が毒ガスで負傷した事故について、旧日本軍の遺棄化学兵器が原因だったとする談話を発表した。高島報道官はこの中で、日本として中国の被害者に心からのお見舞いを伝えるとともに、化学兵器禁止条約の「廃棄義務条項」に従い、適切に解決する意向を表明した。
この事故では、同市内の小川で水浴びをしていた子ども4人が砲弾1つを見つけ、流出した液体に触れた2人の手足が赤く腫れ上がり、ただれた。日本政府は中国外交部の申し入れを受け、調査団7人を現地に派遣して調査を進めていた。(編集NA)
「人民網日本語版」2004年8月4日
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写真は敦化でよく見かけた車。かなりカッコいい。
by kimiyasu-k | 2007-11-24 17:44